市政の動き−議会発言

【10.12.15】 本日一般質問

こんにちは。日本共産党の星野公平です。

 民主党政権は、ことごとく国民の期待を裏切り、あの小泉自民党政権からの大企業優遇、アメリカ追従の路線を更に進めようとしています。今朝のラジオでも慶応大学の金子教授が昨年のマニュフェストに戻れと言っていました。今私たちは大きな声を上げなければ国の平和も私たちのくらしも守れません。
 国が駄目なら桑名市で少しでも助けてもらうしかありません。桑名市には私たちのための方策があるのでしょうか。
 今度の市会議員選挙で、私は、「4つの仕事をやらせてください。」と訴えてまいりました。4つの仕事とは、「1つは汚職・不正を無くする事。2つは社会的弱者の福祉を守る事。3つは市内の緑と景観を守る事。そして4つは税金は市民のために使う事。」です。この4項目について関連する質問をします。

1、 汚職・不正を無くする。

(1) 第2回不祥事再発防止対策評価会について(12月1日開催)
? 委員会の公開とは、市民に周知しないのか
? 委員の出席状況は、市側の欠席は委員会軽視では

(1)昨年の不祥事事件の原因が究明されたわけではありませんが、再発防止のための会議として位置づけられている「不祥事再発防止対策評価会」の第2回目が12月1日に開催されました。ところが、この委員会は、公開になっているにもかかわらず、公開の手続きがとられていませんでした。行われたのは報道関係への投げ込みと議会への連絡だけの様でした。これでは市民は会議の開催を知る方法がありません。抗議すると、担当部長は報道関係への投げ込みがしてあると嘯いていました。新聞社には記事にする選択の自由があります。  
会議では外部の委員からこの事への指摘がありましたが、中間報告会だからと議事進行は強行されました。中間だからこそ、今行っている事のプロセスが重要なのではないでしょうか。期間が終わってからでは意味ありません。4月には人事異動もあり人が変わります。委員会の公開とは何なのか、市民に周知しなかったのは何故なのか答弁ください。
(2)また、欠席の部長がおられたようですが欠席の理由は何なんでしょうか。この委員会をどの様に考えているのか答弁ください。まさにこの委員会の軽視ではないでしょうか。この方に不祥事再発防止の気持ちがあるのでしょうか。
(委員会→評価会、委員→会員、外部委員→アドバイザー)
【副市長、市長公室】

(2) 新設の水道修繕センターと事件後の入札について
? 共同体の成立をどう考えているか
? 低価格での入札状況をどう見るか
? 他業種からの参入者の工事実績は

(2)今まで「桑名市指定上下水道工事事業協同組合」に安い「費用」で休日・夜間の当番を委託し、その引き換えに水道管の付設管替え工事を指名入札にして高値(95%前後)落札を黙認してきました。これを一掃して、「水道修繕センター」を新設させ、一般入札への制度改革を実施しました。従来の組合と業務を受託した共同体の差は何なんでしょうか。改革後、頻繁に続く低価格での入札状況を当局はどう見ていますか。一般土木からの参入者の仕事の出来栄え(中間検査)はどうですか。安心・安全な工事は保障されているか答弁願います。
【水道管理者】

(3) 庁舎内会議室の利用について
? 市民の利用は可能なのか
? 使用料は

(3)庁舎内の会議室は、普通一般の市民には開放されておらず、利用することは出来ません。ところが9月頃に元市会議員がまだ存在しない市民団体の名を名乗って講演会を実施したい旨を市のある課に申し入れ、その課は自分ところの勉強会(講演会)と称して部屋の許可を取り、10月末にこの団体の名で講演会が実施されました。この団体は、対外的に独自に開催の宣伝をしています。桑名市のこの課は当日部屋の鍵を開けに来て、市民団体の講演会を聞かれたそうです。この様な市民団体への貸し出しは許されるのでしょうか。管理される方の答弁をお願いします。
【総務部】

これら3点に、未だ改まらない市の馴れ合い的な風土が見られます。
重ねて真摯な答弁をお願いします。

2、 社会的弱者の福祉を守る。

(1) 高齢者・障害者に対する来年度予算の基本方針は
  ? 桑名に住んで良かったといえる施策はあるのか
  ? サービスの低下はないか

【変更】
今年度の予算に対して、3月議会で、障害者に対する冷たい市の仕打ちに常任委員会で反対の決議をしたのは記憶に新しいところです。来年度予算の基本方針については、昨日の山下副市長の答弁で概略わかりました。現場の職員の皆さんが、高齢者や障害のある方が桑名に住んで良かったといえる施策を考えておられ、サービスの低下はないことを期待してこの項目の答弁はいりません。

3、 市内の緑と景観を守る。

(1) 土地開発について
?  都市計画マスタープランとの整合性は
?  市内の緑・里山を守る方策はあるのか

(2) 中高層の紛争予防条例は住民に役立っているのか
 ? 住民説明会について
 ? 消防用活動用地の考え方

(1)宅地開発について、先の議員の質問に対する答弁で、基本的に市街化区域での宅地開発は規制が出来ないということでした。方法は、調整区にするとか市が土地を買い取るしかないということでした。桑名西方の丘陵地、走井山から高塚山にかけては旧市内で僅かに緑が残されています。「桑名市都市計画マスタープラン」「緑の基本計画」には素晴らしいことが多く書かれており、この場所の保全も書かれています。
一つ、地権者の理解と協力を得ながら丘陵地の緑の保全を検討します。
二つ、風致地区構想があります。
この2点について桑名市はどの様なアクションを起こしているのか報告を願います。そしてこのまま業者のやりたい放題に土地開発をやらせておくのか、それとも桑名市に市内の緑・里山を守る方策はあるのか答弁願いします。
【都市整備部】

(2)いい本が出ましたのでまず紹介します。「高層マンションシンドローム」という本です。5年以上10階以上に住んでいると妊婦の流産率は42.9%、子どもの自立の遅れが指摘されています。教育長、教育部長、くわなにはクラスの50%以上がマンションに住んでる学校があるそうです。是非注視お願いします。「桑名市中高層建築物等の建築及び建造に係る紛争の予防に関する条例」があるのに、住民にとって役立たないのは、条例成立時の議会でも私が指摘しましたように「住民説明会」は建築業者が説明会をやりましたという文書を提出すれば建築確認を申請できるところにあります。他市でこのようなところはあまり無く、説明会の詳細の内容を報告義務付けています。桑名市にはないから、業者は桑名は楽だと喜んでいます。市はどうして困惑した住民の声を聞こうとしないのか答弁願います。また、既存の高層マンションには、ちゃんと「消防用活動用地」があるのに、最近どうして消防は努力義務だというのですか。予期せぬ災害のために「消防用活動空地」を敷地内に確保しなければならないと義務付けては如何でしょうか。
【都市整備部、理事】

4、 税金は市民のために使う。

(1) 下水道料金の値下げについて
  ? 4月からの値上げについて市民からの声は
? 浄化槽清掃費値上げについて当局の考えは

(1)? 昨年の9月議会の条例改定により今年の4月から下水道料金の値上げが決定されました。日本共産党は、収入が減るなかで、公共料金は値上げをするべきでないと反対しましたが強行されました。請求書が2回3回と届くうちに市民のみなさんが下水道料金の値上げ、高さに気づかれました。わたしたちは今度の選挙で下水道料金の値下げ・元に戻すことを訴えてまいりました。市民の声を行政は市民からの多くの電話などで充分知っているはずです。これについては答弁いりません。
【建設部】
? 時期を同じに、浄化槽清掃費値上げの案内と契約書が業者各社より利用者に届けられました。30%以上のまさに便乗値上げではありませんか。利用者は業者を選べない状況です。市は知っておられたわけですが、何か対策はうたれないのですか。指をくわえてみているだけですか。
【経済環境】

(2) 新火葬場について
? 式場で告別式をした場合いくらになるのか
? 福祉葬をできるようにできないか

(2)未だに愛知県警に押収された書類が返還されていない、疑惑の晴れない火葬場が10月に開業しました。すでに使い難さがいくつか指摘されています。昨日の答弁で葬儀場で告別式をやるには式場費20万円のほかに50人規模で更に20万円から40万円かかるということでした。是非内容を市民に分るように知らせて欲しいと思います。市の建物の中で一般企業によって暴利が稼がれるのは問題です。市は貸し部屋業だといって憚りません。市営なのにどうして福祉葬が出来ないのですか。コンセプトは何処にあったのですか。答弁願います。
【経済環境】

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