【10.06.16】 星野公平ニュースＮｏ．１１５発行
いよいよ参議院選挙、菅新首相の所信表明演説は？
東海地方も梅雨入りし、７月の参院選が間近かになりました。先週は、菅新首相が所信表明演説を行い、冒頭で｢政治とカネ」の問題や沖縄・米軍普天間基地問題で「政権への期待が大きく揺らいだ」としながらも、鳩山前首相が「辞任という形で自らけじめをつけられた」と表明して、二つの問題を“決着済み”とし、国民の期待と公約に背く裏切りの政治を反省なく引き継ぐ姿勢を示しました。
沖縄の普天間基地問題で、菅首相は「日米合意を踏まえる」とくり返しています。「政権交代の原点に立ち返る」といいながら、普天間基地問題では「国外、最低でも県外」という民主党の公約をかえりみようとしていません。日本共産党の志位和夫委員長は５月に訪米し、米国政府に「県内移設では絶対に県民の合意は得られない。絶対に不可能な、展望のない方針だ。無条件撤去しかない」と訴えました。
鳩山前首相と小沢前幹事長の辞任で、「政治とカネ」の問題はけじめがついたのでしょうか。「けじめ｣がついたどころか､疑惑は何一つ解決されていません。菅首相が「クリーンな民主党」を訴えたいのなら、これらの疑惑の真相解明、なかでも小沢氏の証人喚問が不可欠です。企業・団体献金を受け取らず、憲法違反の「政党助成金」も受け取らない唯一の党、日本共産党が躍進してこそ、「政治とカネ」の問題を根本から解決することができます。
「強い経済、強い財政、強い社会保障」と言いましたが、誰にとって「強い」かが問題です。「財政健全化」という掛け声で、消費税増税と法人税減税を狙った「税制改革」をやろうとしています。日本共産党は、ゆきすぎた大企業・大資産家優遇税制と軍事費にメスをいれるべきだと主張しています。リストラと賃下げ、下請けいじめなどで国民の富を吸い上げて大企業の内部留保が膨張する、こんなゆがみをただし、暮らしを守る「経済成長戦略」を提唱しています。
今こそ、アメリカと財界に堂々とモノが言える日本共産党を大きく伸ばして下さい。
原水禁平和大行進 広島・長崎目指して、県内一行桑名出発
核兵器のない平和な世界を目指す｢原水爆禁止２０１０年国民平和大行進｣の県内一行が１１日桑名市役所前を出発した。市役所前で開いた集会では、水谷市長からの｢平和を願う皆さんの活動で、核兵器廃絶、恒久平和が訪れることを願っています」などと書かれた文書が披露されました。毎日新聞６月１２日【沢木繁夫】より
２０１０年第２回定例会 星野公平の一般質問(６月１６日行う)
１、 一連の不祥事に対する説明責任を問う。
＊３つの不祥事（水道汚職事件、前環境政策課長の逮捕、住宅手当不正受給事件）について詳細を問う。いずれも、キーワードは、「桑名市は調査をちゃんとやったのか。」「何故告訴しないのか。」です。
＊先月末に設置された「不祥事再発防止対策評価会」について
何をやろうとしているのか見えてこない。アドバイザーからは｢市民の目は幹部に向けられていることを自覚して欲しい」の意見も出ている。市はどう答えるか。
＊今の体質で「内部公益通報制度」は効果を望めるのか。役所内で不正疑惑があった場合、勇気を持って通報する人は出てくるのか。
２、予算について、（決定された予算とそれに基づく執行について）
�� 財政当局の議案説明は何なのか。�� 議決とは何なのか。�� 業務の執行状況をどう考えているのか。チェックは。３点について、当局の説明を求めます。
３、予防ワクチンの接種について
＊子宮頸がんワクチンの公的助成の考えを問う。
４、「桑名市生涯学習推進計画」（案）について
� 〜芦鵝癖神�１４年３月作成）の推進計画の効果・総括はどうなっており、そのとき出されていた「センター構想」はどうなっているのか。
�◆〆２鵑琉討量椹悗垢發里浪燭覆里�、何をやろうとしているのか明確にして欲しい。前回は目標としてわかりやすい「いつでも、どこでも、なんでも、だれでも」というのがあったが、今回は？
�� 公民館を生涯学習のセンターにという考えをどうか思うか。
５、「桑名市景観計画」について
桑名の景観行政の目指すものは何なのか、これで市街地の緑は乱開発から守られるのかの観点より、桑名市景観計画（素案）について何点か質問します。
� 崢�望保全」に多度山を入れているが、鈴鹿山脈をどうして入れないのか。以前は市内各地から鈴鹿山脈が良く見え、季節を感じさせていた。
�◆〃�名・長島中心市街地地区は無秩序なマンション建設が目立ちます。高層マンションは住環境だけでなく景観に悪影響を与えるケースがあります。「行為の制限」で高さについての考えはどうなっているのか。
�� 「開発行為」が述べられていますが、市民も参加して作った「都市計画マスタープラン」は尊重され、守られるのか。
�ぁ 崚收个虜亮茵廚發△蠅泙垢�、特に多度地区でひどいこの行為を何処まで許すのか。せっかく天然記念物に指定されたイヌナシも危ないと言われています。
�ァ 峇波諜�制」は長島地区の名阪インターから長島温泉に至る道路と同じように、国道２５８号線から湾岸桑名インターへ行く道は規制できないか。
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提出議案１３、ふるさと雇用・緊急雇用に１３件２８人
―水道事業の民営化に一歩踏み出すのか、下水道事業との統合もー
６月議会に提出された議案は、補正予算(一般、水道、下水道)３本、条例の一部改正(育児休業の拡充、タバコ税の引上げ、国民健康保険税条例で課税対象に株式などの譲渡所得を追加など)６本、その他４本の１３議案です。他に報告が６本あります。一般会計補正は、�￣慇湘效篭莢萓依�の移転調査・補償に２５１百万円 ��九華公園のプール・野球場整備に９０百万円 ��ふるさと雇用・緊急雇用で１３件２８人、５３百万円など総額５億円余りです。（再掲）
その他、前議会で継続審査になっている３件（学校条例の改正で伊曾島小・中に分校を設置、障害者の「地域生活支援事業」の利用料の軽減を求める請願、子宮頸がんワクチンの公費助成を求める請願）も審議されます。
水道会計の補正には、休日・夜間業務を市内の水道業者に委託していた当番制の見直しが入っていることが明らかになりました。従来の当番制を止めて、１企業または１企業体に受付から軽度・緊急の修理・修繕までを委託し、２４時間三交代制でやらせようとするものです。市民に安全な水を継続的に供給しなければならない重要な部門なのに民営化を更に進めて良いのか行政の姿勢が問われます。
【訂正】前号で雇用は１３件４８人と報告しましたが、この数字は延べ人数で実質は２８人でした。