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【10.04.14】 ここでも又
今回はお風呂の話
桑名市内で銭湯が1ヶ所になって久しい。
元気村も経営者が変わって、風呂券の利用はどうなのか不明です。
下記の今日の記事にはショックでした。
市の支援が必要です。
銭湯の灯消える 朝日新聞三重版
2010年04月14日
◇◆鳥羽・志摩で唯一の「元湯」 風呂釜故障で潮時◆◇
明治初期に開業し、鳥羽、志摩両市内で唯一の銭湯だった鳥羽市・答志島の「元湯」が3月に廃業した。4代目の武中元之助さん(83)と妻・さく子さん(78)が、釜の故障を潮時として決断した。
元湯は1日おきに営業し、一人暮らしの高齢者ら30人ほどが毎日訪れていた。原油が高騰した時も、漁船の廃油を燃料に利用するなどしてやりくりしたが、釜が故障し、修理も難しいことがわかった。
元之助さんは「事故を起こさないように、つきっきりで火の番をするのも体力的にきつくなった」。番台に上がってきたさく子さんは「番台でお客さんと話せなくなり、涙が出るほど寂しい」と語る。
県公衆浴場業生活衛生同業組合によると、1978年には両市内で24軒の銭湯があった。答志島では、本土との間に海底送水管が完成する71年より前は、水が足りないため各戸に風呂は作れなかった。2軒の銭湯が交互に営業していたが、2008年末に元湯だけとなっていた。
「今も自宅に風呂がない住民がいる。廃業は本当に申し訳ない」と元之助さん。答志島の人たちに長年親しまれた建物は、秋までに取り壊される。(加藤真澄)