【10.03.12】 代表質疑（１０日に行う）
こんにちは。日本共産党の星野公平です。
昨日の職員の逮捕事件は、９月定例議会で無理やりに冒頭で採決した「新火葬場の問題」に発展する可能性があります。水道汚職事件でマスコミは「汚職を生み出した役所の体質を明らかにし、うみを出し切ることを避けての再出発などあり得ない。」とか「再発防止にパブリックコメントの募集を始めたが、自分の胸に手を当てて聞く方がいいような気がする。」と報道しました。
私は昨年、人事課にこの人の勤務状況を調べるように請求しましたが、人事課は直接本人にこの事を話し、本人から「何で調べるんや」という返事が帰ってきました。一方で個人情報を言いながらナーナーの体質が市の中枢にある訳です。
市長はじめ幹部の皆さんの見解を聞きたいところですが、後ほど、電子入札システム、水道事業会計予算、火葬場の施設管理運営費と斎場条例の制定のところで担当部長･管理者から触れていただきたいと思います。
さて、新政権による来年度の予算案は、国民の要求と運動を反映した部分も見られますが、全体としては旧来の政治を転換するものとはなっていません。
私達は、後期高齢者医療制度の廃止や障害者自立支援法の応益負担の廃止など社会保障削減路線の是正、労働者派遣法の改正や大企業の内部留保の社会還元などによって雇用と中小企業を守ること、財源を作るために軍事費の削減と大企業･大資産家への大幅減税を止めること、の３点を求めています。
今、本当に住民の立場に立った地方独自の福祉が求められています。
昨年の桑名市の大事件（「餓死事件」と「汚職事件」）に、新年度に向けた市長の施政方針で触れられなかった事を一言指摘しておきたいと思います。
「餓死事件」に関して、情報開示の隠蔽性に問題があったものの、その後の保健福祉部の積極的な研修参加や保護行政の対応は、国の指導もありましたが評価できるものです。
しかしながら、「汚職事件」に関して、「不祥事防止対策検討会」の事実の認識の曖昧さには飽きれかえります。どうして、事実を明らかにしようとしないのでしょうか。その後の現在も進行中だと思われる、弁護士による調査は、何故弁護士の名前を公表しないのですか。弁護士自らの意思と言うから余計に理解できません。水道部は自ら事実を公表したらどうでしょうか。管理者の資質が問われるのではないでしょうか。
１、「市長の施政方針」について、
それでは、１、「市長の施政方針」について、３点質問します。
（１）市債の増加について
財政破綻した夕張市は、借金の返済計画を発表しています。市長は現在の桑名市の借金をいくらと認識しておられ、どのように返えそうとしていますか。
（２）第三次行政改革大綱（案）について
�―乎羃�革プランによる、事務事業の改善、総人件費の抑制、民間委託の推進の総括はどうなっており、実施された集中改革プランは外部からも評価されたものなのでしょうか。
�∋毀韻�「ゆとり」や「豊かさ」を実感できる行政サービスとは何か。昨日の答弁でも具体性がなく、これから市民ニーズ、満足度を把握・調査するとのことでした。今度の案で住民福祉・行政サービスは良くなると思われませんが如何ですか。
（３）市政運営について４点
� 崔楼菴轡┘優襯�ービジョン」地球温暖化防止対策として、地域特性に応じた新エネルギーの導入の方向性を示すという事ですが、何を想像しておられますか。業務は外部委託ですか。
�� 患者優先の地域医療体制とは何なのか。医師･看護婦の確保を具体的にどう進めるのか。昨年３月に述べられた、いつでも安心して診療が受けられるシステム構築はどの程度まで進んでいますか。市民病院の経営の効率化をどう図るつもりなのですか。
�� 来年度に各部署に１０％の予算削減を求める中、企業等誘致奨励金は２億円を超え、大幅増になっています。市長の言う将来を見据えた戦略的な企業誘致とはどう言う事なのですか。
�� 駅周辺整備として、昨年は１４万都市の玄関口にふさわしい整備を上げられました。今年度は駅西区画整理事業のことしか触れられていません。予算として「第二期の都市再生整備計画」を作るとなっていますが内容についてお聞かせください。これは、業務委託なのでしょうか。
以上は市長からの答弁を求めます。
２、議案１号 平成２２年度一般会計予算
厳しい予算査定で、各処に負担増があり、サービスの低下があります。これで「住み良さ日本一」が実現できるのでしょうか。
（１） 【歳入】住宅使用料、幼稚園保育料
�〇埀捗斬隹板造�４月より改定されます。住宅困窮者が増え希望者が入居できないために公平･的確に供給するためといいますが、新たに明け渡しの対象となる人がいるのですか。年金生活者や収入の低い人には家賃の負担増にはならないといいますが現実はどうなっていますか。
��何故、高いほうに統一するのですか。多度・長島地区の負担増をどう考えていますか。保育園の保育料も然りです。また多度・長島地区には都市計画税が新たに付加されますがトップはどう考えていますか。
（２） 電子入札システム
民間の開発したシステムを導入するということですが、安かろう、悪かろうではありませんか。他人のサーバー（金庫）に保管でセキュリティは守られますか。もっと検討する必要があるのではないでしょうか。昨年９月議会の火葬場入札の議論は生かされていますか。
（３）三重地方税管理回収機構負担金
多くの市民が「回収機構」送りにあい、困られています。私は昨年２回ほど三重地方税管理回収機構に滞納者と行きました。問題はちゃんとした納税相談がなされていないからです。納税相談は、何故払えなかったのかが出発点です。如何に完納するかはその次の問題です。滞納にかかる延滞金は余りにも高利です。法律で決められているといいながらもひど過ぎます。費用対効果をどのように考えていますか。今後も「回収機構」送りを継続するのですか。
（４）障害者福祉費、身体障害者福祉費、老人福祉費
昨年に続く（風呂券、高齢者祝い金）弱いもの（社会的弱者、障害者や高齢者）いじめ（ガソリン、タクシー券やオムツ費用の補助）です。削るべきは大企業優遇の誘致奨励金や同和予算ではありませんか。
福祉サービスの低下をどう考えていますか。
（５）扶助費
来年度も今年と同じような経済状況が続けば扶助費の増加が考えられますが、今年度の見通しと来年度予算が同じですが、見通しをどう考えていますか。
（６）火葬場管理費 施設管理運営費（特に専門性が高く業務委託に）
（７）農林水産業振興費、公民館費中赤須賀複合施設管理運営代行費
算出根拠を数字でお示しください。 人件費 燃料費 保守点検
３０，６０７→７９，９０３（使用料５３，５７２、一般２６，３３１）
（８）土地区画整理事業費
今、駅西地区では解体屋、建築屋さんが入り込んでチラシをまいています。部長は先の議会の答弁で知らないといわれましたが確認お願いします。
駅西土地区画整理事業の仮換地指定の状況は、どうなっていますか。
今年度駅西事業は何処までするのか、事業費規模で進捗率をお示しください。
いつも、当初予算は少なく、補正で拡大していますが、予算というものの基本
的な考え方を問います。
（９）教育関連予算について
【歳入】教育使用料公民館使用料
公民館は広く市民みんなに無料で開放しようではありませんか。公民館の役割と使用実態、使用料は高くないか簡単に報告ください。
（１０）教育関連予算について
報告３号「桑名市教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行状況の点検及び評価報告書」に基づき、教育関連予算について【学力向上・生徒指導充実事業】【少人数学級推進事業】【確かな学力向上非常勤講師配置事業】【複式学級対応非常勤講師配置事業】【適応指導教室事業】【教育相談事業】等は、充実していますか。
福祉と同様に教育への予算削減は、現場では大変困っているようであります。教育委員会には認識がありますか。
正規採用でない先生が増えているようです。県の問題かもしれませんが、賃金はちゃんと保証され、りっぱな先生が桑名に残るようになっているのでしょうか。
学力テストが抽出性になりました。学力テストの予算が計上されていませんが、
桑名市の取組みはどうなっているのでしょうか。
（１１）各所にある同和関連予算
全体的に見て、前年に比べ減額されているようでありますが、最大の行革は同和課・同和教育課の廃止と考えています。早期に着手すべきであります。
昨年、住新の繰入金を最小限に抑えるよう貸付金の回収に努力をするといっていますが、繰出金の増えている理由をお示しください。
３、議案２号 平成２２年度桑名市国民健康保険特別会計予算
国保税が支払能力を超えるほど高すぎて払えず、無理やり保険証が短期証や資格証明証に変わる（事実上の保険証の取り上げ）、窓口負担の高さで、病院にもかかれず命を落とす。あってはならない悲惨な事件が今も日本のどこかで起きています。所得３００万円、４人家族で国保税は３３万円を超えます。自治体（桑名市）だけの責任ではありません。国が国庫負担を引き下げてきたからです。１９８４年５０％が２００７年には２５％に半減しています。そして１人当たりの国保税は２倍以上に値上がりしました。窓口負担も現在３割です。私たちは緊急策として国保税１人１万円の引き下げや子ども・お年寄りの無料化や窓口負担の軽減を国や市に求めています。国保の目的は、社会保障と国民保健の向上です。以上の観点にも立ち、来年度の国民健康保険特別会計予算について、健診について２点伺います。
（１） 特定健診の内容変更は、この程度で効果が上がり、受診率もあがるのか
（２） 人間ドックの値上げ、何故、負担増を強いるのか、受診抑制なのか。
４、議案９号 平成２２年度桑名市地方独立行政法人桑名市民病院施設整備等貸付事業特別会計予算
桑名市民病院が地方独立行政法人化されて５ケ月が経ちます。山本副市長からは以前に経営（売り上げ）は順調だとの報告がありました。
私達は、今でも地方独立行政法人化には反対しております。それは、病院が利益を求めれば、地域医療、地域住民へのサービスの低下や労働条件の悪化に繋がることが明白だからです。病院が自治体病院としてのが本来の機能を発揮するためならば現在の医療制度の中で基準外の支出はやむを得ないものだと考えています。しかしながら、病院は勝手な自由な裁量を求めて地方独立行政法人化しました。その後で、お金を貸してくれといってきたのがこの「金貸し会計」だと理解しています。次の３点について伺います。
（１） 特別会計設置の意味は何処にあるのか。｢住新特会｣の二の舞では
（２） ３千万円の具体的用途は、どんな医療器を買うのか
（３） 病院が返済を出来なくなったら、市民に負担を被せるのか（税金で処理）
５、議案１０号 平成２２年度桑名市水道事業会計予算
（１） 汚職事件は、予算編成上どのような作用をしているか
冒頭にも話しました、汚職事件の真相はどうなっているのでしょうか。
事件は本当に２件だけで、これで終結を図ろうとしているのでしょうか。
重大な問題は、上司に命令されたという組織的な問題の真相究明が行われておらず、これでは不祥事に対する真の対策は打てません。
先の議員の答弁で来年度予算には改善策が含まれているそうですが、
�〃�名市に入札を委託する金額は、
�仝〆困粒杏�委託の費用は
��研修は充実し、研修費用は増額されていますか。
６、議案１１号 平成２２年度桑名市下水道事業会計予算
（１） 料金値上げによって、予算上サービスは向上するのか
昨年度の条例改定の答弁では、経営の健全化のためしか言われていません。
下水道サービスの提供を円滑に進めるとはどういうことで、予算上にサービス
の向上の対策は具体的にあるのですか。
７、議案２２号 桑名市斎場条例の制定について
（１） 利用料について（高くは無いか）
（２）火葬場の管理はどうするのか（条例化しないのか）
来年度予算で施設管理運営費について伺いました。
利用料２０万円は高すぎませんか。部屋貸しと祭壇の利用だけです。どちらも消耗品ではありません。民間とは役割分けをすべきです。
条例には載っていませんが、管理はどうするのですか。業務委託の継続ですか。
すでに、委託業者の名前が噂されています。どうお考えですか。
８、議案２３号 桑名市景観づくり条例の制定について
桑名の景観を守るために一歩前進したと捉えたいと思いますが、時既に遅しの感もあります。景観法が出来て何年たつのでしょうか。駅前はマンションの林立で、冬にはビル風が吹き荒れています。街・人の賑わいは戻りません。
この条例は、行政の都合で、市民にどのような責務が発生するのですか。
景観問題は桑名に住んでない専門家よりも住民の意見こそ大事です。景観審議会の委員に公募委員は何故入っていないのですか。
９、議案３３号 平成２１年度桑名市国民健康保険事業特別会計補正予算
これは、昨年の補正予算の答弁にあった、毎年５０００万円を積み立て、５億円の基金をつくるための基準外の繰り入れですか。今の時期に５億円も溜め込む意味はどこにありますか。福祉サービスを削る中で予算の有効・生きた活用が求められます。財務･財政当局の今後の基準外の考え方を問います。
わかっている事や質問の繰り返しの無い簡潔な答弁をお願いします。